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浴槽のワルツ
2006年05月03日 (水) 23:02 * 編集
お風呂が熱かったから水を足して髪を洗いながら待っていた。
しばらくして、お湯をざぶざぶかき混ぜてからシャンプーを流す。

ふと気づく。
シロフォンみたいな音でワルツがきこえる。



蛇口の水が閉まりきってないんだ。

蛇口のちょうど真ん中あたりで、まあるくなった水が溢れて糸の様に水面に落ちる。
どうやらざぶざぶかき混ぜてできた浴槽の小さな波と、落ちる水の糸の勢いでメロディができているようだ。

1・2・3・1・2・3・・・

浴槽の縁でリズムをとりながら、水滴を目で追った。
波に落ちて歪む波紋。
お湯に浸かって静かになったお風呂場に、響く水のシロフォンの音。

最後は自分できゅっと閉めた。
ちょうどいい具合にド・ソ・ミ・ドで終わった。

目が覚めて、電車の窓から見えたもの。


青々と茂り始めた山の木々。
段々畑に整列した水田の苗。
苗を植えるおじいさん。
水田に映る雲。
錆びたトタンの小屋。農機具が入ってるんだろう。
艶やかな赤紫糸のつつじ。
黄色がかった白と桃色のはなみずき。
花を咲かせるえんどうの蔓
どっしりとした藤。
金色の菜の花。
まっすぐ並んだきゃべつ。
遠くに見える地面の端っこ。あっちは海。
雲出川。
泣きたくなるほど青い空。
甘酸っぱい黄色をぶら下げた夏みかんの木。
おかげ横丁の看板が迎える駅。
変わらないホーム。
群れる高校生。

すごい、世界ってきれい。


京都駅が人でごったがえして辟易してたから帰ってきてほっとした。
高槻はじぶんの体調考えて行けなかったけど、まぁ、いいや。
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